大さじの普遍性

大さじ1とかの、大さじ。
いっつも薄っぺらくてすくいにくいなぁと思っていた。そもそもスプーンなのになぜにあんなに薄いんだ。
100均でぷっくりしたかたちの大さじ・中さじ・小さじ・小さじの半分・そのまた半分のセットを見つけた。
使ってみると、ぷっくりした底にお砂糖とかが溜まって出てこない。
いつものあの薄っぺらい大さじでは、出てこないなんてこと1度もなかった。寧ろ、薄っぺら過ぎて、留まるような引っ掛かりもない。
また、スプーンの裏側と柄の境目も薄っぺらいが故にあっさりしているので、そこにも何も留まらない。
至極、理に叶った計算された美しいかたちだったのだ。

幾度となく不思議に感じていた薄っぺらいかたちの大さじであるが、やはり普及しているもの、長年使われているものには、そのかたちである理由があるのだなーと感心した一夜でした。