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追体験~時代や空間を越えた共感~

DVD や単発のドラマを最近見るようになって感じること。
追体験だなぁ、と。
映画や本の作者は、何を考えているのか分からないけれど(興味があるので調べよっかなぁ)、見るとまるで自分が体験したかのような気分になるものがある。あぁ、これを体感して欲しくて、時代と登場人物の立場やキャラクターや発言を決めて、沢山の人の目に留まるように人気の俳優を選んで演じてもらうんだなぁ、と。理解してもらいたい感情や事柄があるんだなぁ、と。世間に知られていない事柄を知ってもらうためであったり、それでその事柄に対する態度を変えてもらう為であったりする。ちゃんと、動機があって作られているのだ。ちゃんと意味があって、その設定でその配役でその言葉なのだ。選んで選んで。
それが、渦中の人には共感(私だけじゃなかったんだ、そういう体験してるの)になったり、その周りの人には理解(そういう背景でそうなってるんだぁ)になったりする。
そして明日からの世界や一人一人の選ぶ意見・未来が変わるかもしれない。
変わって欲しい、そんな願いを込めて作られた物語を見ると、それを作りたかった作者の背景も気になる。


そう思っていると他の人と共感できるんじゃないか、と自分の中に押し込めておいた感情を解放したくなる。
言語化することによって、時代も場所も離れた誰かと、共有・共感できるんじゃないかって。それは、その人の励みにもなるのかもしれないが、最初に、私の励みになる。辛かったことが、私だけのものでなくなって、誰かと繋いでくれる糸になる。それはそれで、ちょっと幸福なことではなかろうか。