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「いないないばぁ」のワンワンはなぜ男性が演じるのか

こどもとはじめてみるテレビが「いないないばぁ」だった方って多いんじゃないでしょうか。
そう、赤ちゃんのテレビの登竜門的存在のこの番組。
そこでオカマかのようなワンワンの存在に面食らった方も多いのでは。
かくいう私もその一人です。
な、なんなんだ?このワンワンって人!!?
なんで男性の声なのにお母さんみたいな役割を担ってるの???
と、不思議に思わずにはいられませんでした。
しかしこどもの食い付きはいいし、すっと続いてる番組のよう・・・そして先輩ママも受け入れているようだし・・・こんなもんか。
・・・と、いつしか受け入れ、すんなりと馴染んでしまって今日にいたりますが、消化不良のような違和感は現在も残っています。

さて、なぜワンワンは男性が演じるのでしょうか。

これについて、またもや幼児のはじめてみる映像として有力なBenesseの「しまじろう」と比較してみたいと思います。

しまじろうの主な登場人物は家族である、お父さん、お母さん、妹のはなちゃん。
いないないばぁの主な登場人物は、赤ちゃん役の弟(妹)分のうーたん、保護者的なお世話係のワンワン、お姉さんのゆきちゃん(ゆうなちゃん)です。

しまじろうでは、多数派であろう家族形体ですが、いないないばぁでは、うーたんも性別不明で、男の子も女の子も、男の子の親も女の子の親も感情移入して見られ、馴染みやすい作りになっています。
また、お姉さんの役は勿論女の子ですが、幼くても女の子ならしっかりしていたり、言われた通りに演じやすいからか、また、大人の見るテレビ以外、大体のテレビは女の子や女の方がナビゲーターですよね。これは、男子もかわいい女の子が好きだし、小さい女の子もかわいいお姉さんが好きだからだと思います。
そしてワンワンも、こどもの面倒を見る人の性別がどちらでも納得いくように、中性的な存在にされているのでしょうか。男性の声で女性のような喋り方。
たしかに、おばあちゃんが主に世話をしていても、お父さんが主に世話をしていても、違和感なく、見られます。
また、しまじろうでは、しまじろうのお母さんがいつも優しく規範通りのお母さんなので、見ているお母さんのプレッシャーにもなります。
私は今日、ガミガミしてたのに、しまじろうのお母さんはいつも優しいし、お父さんもよく手伝ってくれるし、しまじろうも物わかりよすぎて、なんてうらやましいんだろう・・!!ってため息が出ます。
どうしても、自分の状況と擦り合わせて、比較しながら見てしまうものですね、テレビでも。
それに比べて、うーたんはワガママばっかりで譲らないし手間がかかるし、うちの子とおんなじ♪ってリアリティーを持って見られる。そして、お世話をするワンワンも、男性の声のオカマみたいな中性的なキャラで架空の人物だし、まったく嫉妬の対象にはならない。
いないないばぁの優等生であるお姉さんの子役さんにも、幼すぎて全く比較の対象にならない。
こども役のうーたんだけ、リアリティーのある存在になっていて、他の登場人物は、全くもってファンタジーな存在です。
それが、出産後、手探りで他のママさんや赤ちゃんとも比較してしまったり、落ち込んだりしながら子育てしている新米ママさんに負荷をかけず、すんなりと受け入れられ見られている要因ではないでしょうか。
ワンワンが、もし、キレイな若い素敵なお姉さんで、もし、すてきな規範的なキャラクターだったら、嫉妬や比較やプレッシャーから、そんなには見たくない(から、こどもにも見せてあげられない)番組になってしまうんじゃないでしょうか。


そのための、ワンワンオネェ説。
そのための、ワンワンの不思議なキャラクター。





私はそう考えてみました。おしまい。