妊娠。テレビと違うじゃないか!!な事。①つわり

妊娠したら、つわり、でしょ?
柑橘系が良いんでしょ?
出産て、大変なんでしょ?

くらいに思ってた、私。


実際は、テレビで見てたより、もう全然大変だった!!


つわりは吐きづわりで、3ヶ月強続いたが、その強さには大きな波があって、日によっても少し違うが、一番強い1ヶ月は、ほんと生き地獄だった。
1ヶ月間ずっと、寝ても覚めてもバス酔いMAX。
気を失っていたい。出来る限り眠って、意識を飛ばしておきたい。
バス酔いなら、降りてから少し寝てれば覚めるし、皆にも理解してもらえる。でも、つわりは病気じゃなくて、本当に辛くても幸せな事の一過程、って片付けられちゃうし、先が見えない泥沼。大抵は3ヶ月位?かもしれないが、6ヶ月とか、出産まで続いた人もいて、でも平均値は意味がなくて、渦中の、私のつわりはいつ終わるの!?ってことは、わからなくて、先の見えない暗闇。。。
テレビドラマで、「柑橘系が酸っぱくて爽やかでいいのよ~」は私の中で定番だったから、勿論実践。しかし!全く受け付けず一口でアウト。無駄に。イチゴは?サラダは?
全て試してみないとわからない。たから捨てるものもMAX。
結局いけたのは、

・氷
・水ちびちび(普通にゴクッとすると即効吐く)
・冷たいお握り
・冷たい素うどん

くらいだった。
美味しい(^q^)、とかじゃなくて、体のためしょうがないから、騙し騙し入れておく感じ。


そして、

・洗濯物の洗剤の匂い
・ニンニクの匂い
・ゆでるにおいや炊くにおい
・食べ物が登場するテレビCM

が、鬼門で、食べ物の(特にハムとか)テレビCMが流れる度に目を瞑った。(見ちゃったよ、残念、て気持ち)見ちゃったから、時すでに遅しで、連想して口のなか気持ち悪い。


そのため、出産してから何年しても、ご飯の炊く匂いを受け入れられなかった。もともとは好きないい匂いだったのに。「憎き仇」といった感じで、ご飯の匂いがしてくると体が警戒体制。もう大丈夫なんたから、と言い聞かせた。イタリアン料理も大好きだったのに、ニンニクが本当駄目で、夫の為の料理も、口で息をして作った。そして、「よくそんなもの口にできるね」って冷たい目でしか見られない、食べ物。食べ物というより、“その物体”って認識に近いと思う。(その得体の知れない物体。)昔から馴染んできた食べ物なのに~(T_T)(/_;)/~~



やっぱり、子供に、感覚が乗っ取られてるのであろうか。



それにしても、ドラマやマンガでつわりといっても「うッ」「つわりか?大丈夫か?(妊娠か?)」くらいの描写で、一場面ですっ飛ばされていくけど、実際はもっと長くてもっと重いんだなーって理解した私のつわり体験でした。
ドラマでつわりを長く描写しても何のメリットもないし、出産系のドキュメンタリーでもない限り、長く描写されることはないだろう。そして、出産ドキュメンタリーもつわりからは写さないし。出産振り返り系のマンガか、ネットで調べれば出てくるけど。

実際に周りで起こらない限り、知る機会の少ないつわりでした。